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INTERVIEW
#リモートワーク #生涯現役 #ワークライフバランス
趣味:読書、映画、写真、動画編集、お手玉、朗読など。
動画編集は現在とあるソフトを猛勉強中!
入社・退職時の手続、給与計算、社会保険に関する手続き等を担当しています。いわゆる総務、といった役回りかと思います。
東雲火山の仕事は完全リモートで、週2、3回、計8時間ほどの作業量です。
え、シルバー人材センター?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。実はTさんは、お孫さんもいるシニア世代の女性。東雲火山では、働くうえでの条件に、年齢はもちろん、学歴や国籍なども設定していないんです。
最初に勤めた会社で、人事・労働・給与・厚生などを担当しました。
当時は、女性が一度辞めてしまうと、再就職を考えたとしても前職での経験はカウントされなくなってしまうような時代でした。なので退職するときに、今後のために社会保険労務士の試験を受けておくことにしたのです。
試験には受かったものの、給与計算を電算化するために関わったプログラム作りの面白さにとりこになってしまいました。そして再就職時に、たまたまプログラムの勉強をさせてくれる会社があったので、そちらを選びました。
以来、ずっとソフトの開発やインストラクターなどの仕事に携わってきました。
昔だったら、VB、Access、等言えたのですが、今だと特にこれといえるようなものはなくて、しいて言えば、社会保険関係の知識になるでしょうか。
そんなことはありません。Tさんはとても勉強熱心で、新しいことにどんどん取り組んでいらっしゃるとお聞きしました。
これは、関わっている地域の活動で必要になり、勉強を始めたのです。 お手玉に関する活動で、子どもたちに遊び方を教えたり、高齢者施設で楽しんでいただいたりしていたのですが、コロナ禍もあって今までのような活動が難しくなったところ、会のリーダーからお手玉遊びの動画を編集できないかと打診を受けました。やったことはないのでできるかわからないけど、やってみますということで引き受け、勉強を始めました。文字を入れたり、タイトルを入れたり、試行錯誤しながらトライしています。
こつこつ努力することが苦にならない、というか好きな性分なのかな、と思います。何かを作ることは好きですが、ささっと作るというよりは、理論立てて考えて、組み立てながら作っていくのが好きなのだと思いますね。 これはずっと携わってきたプログラミングにも言えることですが、こうしたい、という目的に向けて、どうしたらできるかを考えて実践し、思ったようにできたときの達成感が好きです
それはもう、何度もありました。 新しい技術に追いつけなくて、もうだめかもしれないと思うこともしばしばでした。 けれども、日進月歩のソフトの仕事では、続けていても置いて行かれるのだから、今やめたら決して戻れない、やめるのはいつでもできる、という気持ちで続けてきたように思います。 働き続ける中で様々な経験をしましたが、中でも印象深いのは、宇宙飛行士がスペースシャトル内で行う実験の操作訓練用シミュレーターに携われたことですね。テレビで見た有名な宇宙飛行士の方が使われるのかも、と思うと、私からはとても遠く思える宇宙実験が、何となく身近に感じられるようでした。
あらゆる業界が、お客様になり得るということですね。宇宙が身近に感じられるとは、貴重なご経験です。
インターネットが普及する以前の、パソコン通信の時代につけたハンドルネームが由来です。ハンドルネームを考えようとして、たまたまその辺にあった「にんじん」が目に留まったので、そのまま使うことにしました。今でもその時の仲間からは当時のハンドルネームで呼ばれているんですよ。
インターネット以前から使用されている、ご自身のシンボルだったんですね!その時の仲間たちとずっとつながっているところに、Tさんのお人柄を感じます。
お手玉の会や朗読の会など、参加しているいろいろな会のホームページを作れるようになりたいと思っています。手始めに、まずは自分のホームページを作ってみようかと思い立ち、レンタルサーバーについてや、WordPressなどの勉強を始めましたが、そうそうすぐには思うようにいかず、披露する勇気がもてません。気長に、こつこつ、仕事も趣味も楽しんでいけたらと思っています。
ソフトウェア業界でキャリアを積みながらご家庭も切り盛りされていた頃とは、働き方も大きく変わったTさん。現在はお仕事はもちろん、趣味の世界も存分に楽しまれています。興味をもったこと、やりたいと思ったことへまずトライしてみるというフットワークの軽さは、ぜひお手本にしたいところです。
お話、ありがとうございました!